恐るべき医者

ここ数ヶ月間、左眉すぐ下の部分が痒くて、掻いて、じゅくじゅくになって、乾いてパリパリになって痒くなり、掻いて、じゅくじゅくになって、乾いてパリパリになって…と繰り返していたのだが、仕事にも余裕が出てきたので、先日、意を決して医者に行った。
WEBで近所に皮膚科がある病院を検索し、出てきた病院に行ったのだが……なんていい加減な病院なんだ!
病院の受付に行き、「初診なんですが、皮膚科はありますか?」と聞くと、「専門の医者はいませんが、見るだけならできます。見るだけでもいいですか?」という驚くべき返事。なんでWEB上の検索結果に皮膚科と書いてあるんだ! しかも、見るだけって…俺でもできるぞ! などと思ったのだが、怒るのも大人げないし、まぁ薬を貰えりゃいいやと思い、見てもらうことにした。
そしたら、待たせること、待たせること…。僕の前にはたった一人しか患者がいなかったのに、見てもらったのが40分後。一人目が終わった後からでも、ゆうに20分ぐらいは待たされた。
さらには診察もすごい。一瞬だけ患部を見たかと思えば、「う〜ん、どうしようかなぁ。抗生物質入りの薬を出すか、血液検査をするかしかないんだけどなぁ」という頼もしいお言葉(笑)。
「血液検査なんてやる必要あるんですか?」「そんなこと言ったって、他にデータが何もないからどうしようもないんだ」「検査をして、何が分かるんですか?」「いや、たいていの場合、何も分からないんだけどね」「じゃあ、意味ないじゃないですか!」「でも、他にデータがないし。よし検査をしよう」「えっ!? でも、意味ないんでしょ」「やってみないと分からないよ」「…」そこまで言うのなら、別にたいしてお金もかからないんだろうと思い、やってもらったのだが、なんと診察料として、合計6000円以上取られた…。血液検査をやったのは単に診察料を稼ぐためだろ!
しかも、薬についてもすごい。その医者は看護婦にどんな薬があるの? と聞いたかと思えば(それぐらい知っとけよ!)、「そんなに少量のやつしかないの! じゃあ、二つ出しておこう。ただし、目に入らないように、薄く塗ってね。しかも、抗生物質が入っているから、5〜6日ぐらい塗ってみて、それ以上は止めるように。それでどうにも変化なければ」「変化がなければ?」「…皮膚科に行ってもらうしかないな」「…」ちなみに、家で塗ってみたら、5〜6日分ぐらいでは一つさえ使い切れません。二つもいらない。こっちの方は400円ぐらいではあったけれど、またもや無駄金を使わされてムカつく!
ところで、抗生物質だけど、やはりすごい威力で、患部はもの凄い勢いで治りつつあります。所詮、現代人は皆「抗生物質付けの豚」っすわ。