YouTubeあれこれ
検索してみると、おもしろい作品が次々にアップされている。今日は思いつくままにあれこれと見たので、備忘録を兼ねていくつかを紹介。
●作家系
・TDK広告
なんとアンディ・ウォーホルがTDKのCMに出演している。「イマ人を刺激する」っていう寒いコピーも時代を感じさせる。
・GAP広告
スパイク・ジョーンズが撮ったGAPの過激なTVCM。破壊の限りを尽くす。
・ニュー・オーダー「ビザール・ラブ・トライアングル」
これはアメリカの現代美術の作家であるロバート・ロンゴが手がけたミュージック・ビデオとして有名。真っ青に澄み渡る空のなか、痙攣する身体というロンゴ的なモチーフが展開する。画像が荒いのが残念だが、きれいな画像で見ると、本当に気持ち良いのだ。
・エレクトロニック・ムーン NO.2
ご存知ビデオアートの創始者ナム・ジュン・パイクの初期の作品。
・アート・オブ・メモリー
ウッディ・ヴァズルカの代表作であるだけでなく、間違いなくビデオアートが残した最高傑作のひとつ。
・アンセム
ビル・ヴィオラの作品。狼のような少女の叫びによって、原初の記憶を隠蔽する各種のテクノロジーが露呈させる。
・タンゴ
アカデミー賞最優秀短編アニメーション作品賞を受賞したズビグリュー・リプチンスキーの作品。リプチンスキーならアニメではなく「階段」や「四次元」が見たいところだけど、まぁ贅沢は言えない。まずはアカデミー賞レベルの作品で我慢しよう。
●ロック/POP系
・ウィリアム・バロウズの感謝祭スピーチ
U2のZOO TVツアーの際の画像。一時バロウズはポップ・アーティストたちに引っ張りだこだったが、彼の朗読はなぜか常に感動的だ。バロウズの朗読画像に続き、U2が名曲「ホエア・ザ・ストリーツ・ハヴ・ノー・ネイム」を奏で始める。あぁ、生で見たかった!
・ローリー・アンダーソン「ランゲージ・イズ・ア・ヴァイラス」
バロウズつながりで。「言語はヴィールスだ」というバロウズの言葉に触発されて作られた曲。ほかに代表作「オー・スーパーマン」や「スモーク・リングス」もお奨め。
・クラウス・ノミ「シンプル・マン」
クラウス・ノミについては、既に何度も語っているので自粛。
●ノイズ/アヴァンギャルド系
・SPK「ウィル・トゥ・パワー」
ノイズ・バンドSPK(社会主義患者集団)の「権力への意志」(ニーチェ)!
・ライバッハ「ライフ・イズ・ライフ」
なんとスロベニアのライバッハの作品が!
・ムスリムガウゼ「メディナ・フライト」
イスラム系ノイズ・バンド(と言っても、ソロ・ユニットだが)、ムスリムガウゼの画像まで!
●お笑い系
・ポリス「見つめていたい」のパロディ
知的な笑い。今回、YouTubeを知ったのもこれがきっかけだった。この作品の経緯についてはこちらを参照。
・ビースティ・ボーイズ「インターギャラクティック」
お馬鹿っこいい笑い。新宿の街を走り回るビースティーズ。
・ヘフナー「アイ・トゥック・ハー・ラブ・フォー・グランテッド」
単なるお馬鹿…。僕はヘフナーの音楽が非常にチャーミングで好きなんだけれど、しかしなんじゃこりゃ!?