これで「考える力」が身につくか?
日下公人、堀紘一『考える力が身につく本』(PHP)
堀が言うイスラエル問題の解決方法
1.12億人のイスラム教徒を消す → 気が遠くなるくらい大変なのでありえない
2.イスラエルを中東から移動させる → ○
これら1と2以外の解決法を提唱する人は中東の歴史を知らないらしい。
なんじゃこりゃ。こういうのが論理的思考だと思っているのか?
他にも突っ込みどころ満載だけど、引用するのも疲れる。大前研一と言い、堀と言い、コンサルタントってマクロな経済や政治について論じさせるとロクなことを言わない。って言うか、そもそもイスラム教徒を消すかかユダヤ教徒を消すかの二者択一しかないという形で限定してしまうこと自体、コンサルとしても視野が狭すぎないか?