中村屋のインドカリー

 ピナの来日公演を見に行くついでに初めて新宿中村屋でインドカリーを食べた。僕は2階の「ルパ」に入ったのだが、店の入り口には確かにボースやタゴールの写真が飾られている。若い女性の一人客、40代ぐらいの男性一人客、若いカップルなどなど、客層は多様だが、思ったよりも年配の女性が多い印象。和服姿の女性の集団も見られた。あるいは名古屋で例えるならば、ひつまぶし屋と近いポジションに中村屋はあるのではないだろうか。
 店員はかなりしっかりしていた。入口ではうまく行列を捌いているし、店内では例えば瓶ビールをテーブル上に置くときにラベルをきっちり正面に向けて置いている。好印象。
 5月16日から6月15日までやっている「昭和の味、復刻フェア」に乗っかり、2100円の復刻セット(カリーはインドカリーを選択)を食べた。インドカリー以外には昭和30年代のメニューだったらしい復刻版シガラ(羊肉のサモサ)とキリンのクラシックラガー(これはキリンが昭和40年代の味を再現したラガー)がついている。目当てのインドカリーは「恋と革命の味」かどうかは知らないけれど、期待通りで確かにおいしい。また行きたい。4階「ラコンテ」のカリーバイキングも気になるが、1575円でカリー食べ放題というのは確かに安い印象はあるものの、ご飯物はそんなに食べられないと思うので悩むところ。
 なぜ中村屋なのかについては、2005年6月7日のエントリを参照。
 
新宿中村屋
http://www.nakamuraya.co.jp/