2006-05-13から1日間の記事一覧

猪口孝 / 国際政治の見方

国際政治論の第一人者、猪口孝による日本外交の解説書。僕はこの世界には詳しくないこともあり、次々と論点を紹介していくという本書のスタイルはあまり腹に落ちず、どうも何かを理解できたという気がしない。このジャンルはもう少し勉強してみないと何も言…

奥村宏 / 「まっとうな会社」とは何か

法人資本主義論の第一人者、奥村宏による会社論の講義兼ブックガイド。講義としてはざっくりしすぎていて内容的に物足りないが、文献案内としては有益。「まっとうな会社」とは何か作者: 奥村宏出版社/メーカー: 太田出版発売日: 2006/02/16メディア: 単行本…

内田和成 / 仮説思考

BCG本のひとつ。分かりやすく非常に有益な本。一時のロジカルシンキングやクリティカルシンキングのブームが過ぎ、最近は構想力とか仮説だとかを目にする機会が多い。確かにこれも一過性のブームだろうとは思う。だが、ロジカルシンキングにしろ、仮説力にし…

スティーヴン・D・レヴィット、スティーヴン・J・ダブナー / ヤバい経済学

アメリカ版の『反社会学』(パオロ・マッツァリーノ)。データに基づき、既存の常識をひっくり返す。この手の本はやはりおもしろく、アメリカでベストセラーになったというのも頷ける。例えば、日本の相撲界で「八百長」が行われているということも、本書に…