いま聴いている音楽 LUAB NA LUBRE

スパニッシュケルトの中堅(?)ルアブ・ナ・ルブレの2002年度のアルバム。このアルバムの2曲目にはビクトル・ハラ*1の名曲「平和に生きる権利」がカバーされている。
この曲は日本でもなじみが深く、ソウル・フラワー・ユニオンによる日本語でのカバーを知っている人は多いと思う*2。また、大友良英率いるグランド・ゼロの解散間際のアルバム『plays standards』では、この「平和に生きる権利」とコンポステラの「篠新3/4」を同時に演奏するという見事な曲が冒頭を飾っている。
それらの曲と比べると、ルアブ・ナ・ルブレのカバーはケルト風の静かなカバーだ。あまりにも美しい反戦の調べ。

*1:チリのフォルクローレ・ミュージシャン。「新しい歌」運動の旗手。軍部に抵抗し続けたことでも有名。1973年9月11日にチリで起きた軍事クーデターの際に軍部により虐殺される

*2:静かに暮らし生きる権利をホーチミンは歌う、ベトナムの空から…