3人の女性アーティストのアルバム

・k.d.ラング / ヒムズ・オブ・ザ・フォーティーナインス・パラレル
・ザップ・ママ / アンセストリー・イン・プログレ
・ジョーン・オズボーン / ハウ・スウィート・イット・イズ
先日、以上のアルバムを購入。特に共通点はない。タワーレコードでは、売場もk.d.ラングがカントリー、ザップ・ママがワールド・ミュージック、ジョーン・オズボーンがロック/POPSと異なっていた。
ラングについては、2004年10月17日の日記の「追記」で触れたように、レナード・コーエンのカバーにつられて買ったのだ。彼女による件の「ハレルヤ」のカバーは悪くないものの、やはりジェフ・バックリーの屈指の名演が脳裏に浮かんでしまうため、いまひとつの印象は否めない。だが、全体としてカナダのミュージシャン達の曲の美しさが際立つカバーとなっており、出来栄えは悪くない。まったり系。
近年はザ・ルーツのアルバムに参加していた印象ぐらいしか個人的にはなかったザップ・ママの新作を見かけて衝動買い。音楽のタイプはアフリカのルーツ音楽+R&B+デジタルテクノロジーと言えばいいだろうか。クオリティの高さは圧倒的だ。この手の高品質なミクスチャー音楽は大好きで、実のところこの3人のなかでも最もライブを見てみたいアーティスト。
ジョーン・オズボーンのこのアルバムは2004年10月19日の日記で触れたように、ピーター・バラカンによる紹介に惹かれて購入。このアルバムのなかに「WAR」が収録されている。このアルバムはソウルミュージックのカバーアルバムだが、選曲の際に9.11が大きな影響を与えたらしいのだが、決して政治的な歌ばかりというわけではない。重要なのは音楽の持つオプティミズムであり、力強さだ。そして、このアルバムは実のところ、ここ最近の僕のお気に入りとなっている。