ティム・バートン / チャーリーとチョコレート工場

 悪くない。ただし、気になる点が2点ほど。ひとつは予想以上に子供向け映画である点。もうひとつはおもしろくないジョークが多いという点。後者はこの手のアメリカ映画にはよく見られる傾向なのだが、まぁある程度は仕方ないな。
 ちなみにチョコレート工場主ウィリー・ウォンカ(ジョニー・デップ)の父親ドクター・ウォンカを演じているクリストファー・リーは世界で最も多くの映画に出演した俳優としてギネスブックに登録されているのだとか。
 ところで、映画館でウォンカのチョコレートを売っていないのはなぜか? 簡単な什器とともにウォンカのチョコを並べておけば、かなり売れたはずだ。さらには、ゴールドチケットの当たりつきキャンペーンなども必須のはずだ。まぁ、どこもリスクを取らなかったということなのだろうが、少し寂しくはある。この手の映画はイベントみたいなものなのだから。
(ちなみに、ウンパ・ルンパのオリジナルDVDなども1,000円程度で発売していれば、そこそこ売れたのではないか。映画でのダンスシーンとそれ以外のダンスを数パターン、あとはせっかくのチョコレート工場のセットなので、そのセットを使ったミニコントを数パターンで計30分程度とか:笑)