2005-10-24 フィリップ・グラス / ソロピアノ 音楽 カフカの変身をモチーフにした作品。久しぶりに聴きなおす。いつも思うのだが、カフカの小説からインスパイアされたにしては妙に感傷的に過ぎ、聴き易すぎる。カフカをどう読めばこうなるのだろうか。ピアノの音色の反復が感傷性をひたすら累積させていく。 カフカの散文性に拮抗するには、せめて高橋悠治の「可不可」やクルターグの「カフカ・フラグメンツ」ぐらいの水準は必要なのではないか。ソロ・ピアノアーティスト: フィリップ・グラス出版社/メーカー: ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル発売日: 2003/09/10メディア: CD クリック: 1回この商品を含むブログ (3件) を見る