スーザン・ストローマン / プロデューサーズ

 傑作などと持ち上げる気には到底なれないけれど、一見の価値はある。
 大げさな演技にありきたりなストーリー。どうでも良いことであっても、大げさに歌い踊られるのを見ると、正直言ってついて行くのはつらい。ベタなアメリカン・ジョークを素直に楽しめないのは、多くの日本人にとって止むを得まい。要するに、派手で大げさな大作チックなコメディであるにもかかわらず、爆笑できないのだ。あぁ、爆笑したい…。
 ダンスシーンももう少し見せ方はあるだろうと思う。踊りに圧倒されることもないし、一緒になって踊りたいなどとも思えない。
 ただし、全体を貫くご都合主義は悪くない。もちろん、もう少しご都合主義が円滑に機能できないものかとは思うし、何よりも冗長にすぎる。う〜ん、、、やっぱり褒めるのは難しいな。まぁ、それなりに楽しめます(笑)。
 
プロデューサーズ公式サイト
http://www.sonypictures.jp/movies/theproducers/