クエンティン・タランティーノ『キル・ビルVol.2』(2004年/米)

単なる悪ふざけであり、どうということのない映画。弛緩しきった暴力。彼お得意の(はずの)無意味な会話も単に退屈。
タランティーノは初期の勢いが急激に失速してしまったという感が強い。だんだん高校生のシネ研レベルに落ちてきている気がする。彼は今後、まともな映画を撮ることができるのだろうか? カンヌ映画祭の審査委員長なんてやってる場合じゃないと思う。