コールドプレイ @ レインボーホール 2006/07/17/Mon.

 コールドプレイ名古屋公演。「スクエア・ワン」「ポリティーク」「イエロー」で始まり、「イン・マイ・プレイス」「フィックス・ユー」で終わるという、昨年のフジロックでのライヴと似たようなセットリストであり、演奏であった(フジロックでの公演については2005年8月6日のエントリを参照)。公演時間は1時間20分程度でやや短い。
 印象は昨年のフジでのエントリを参照いただきたいが、ライヴバンドとしての力量は申し分なし。最後まで飽きさせない。
 ただし、昨年と違う印象を持ったのは「ホワイト・シャドウズ」で、この演奏は少し考え直したほうが良いと思う。次から次へと手を上に伸ばしながら歌う姿は阿波踊りかなにかを踊っているみたいだし、歌い方も高音が多くてつらいのか、フレーズを細かく切りながら歌うために、情感がなかなか高まっていかない。ラストの盛り上げ部分だけ細切れにせずロマンチックに歌われると、あたかも違う曲が始まったかのようで、つぎはぎだらけの曲であるかのような印象が残る。
 やはり白眉は「サイエンティスト」だ。この感想も昨年のフジのエントリを参照。我ながら手を抜いている(笑)。
 ところで、コールドプレイのライヴはもっと女性が多いのかと思っていたのだけれど、そうでもなかった。「クリス〜!」と男の濁声が会場によく響いていた。レインボーホールはほとんど埋まってはいたものの、決して満員ではない。