2004-12-12から1日間の記事一覧

訳の分からない日本語の力 その2

遠藤賢司 / 夢よ叫べ 昨日のブログに触発されて、訳の分からない日本語の力シリーズをしばらく続けてみることする(笑)。『夢よ叫べ』は1996年に発売された狂気のフォークシンガー、エンケンの奇跡の復活アルバムだ。特に冒頭2曲の血管がぶち切れるテンション…

ウィリアム・シェイクスピア『ヴェニスの商人』(白水社)

本当に久しぶりに再読。しかし、やっぱり現代人の目からはどいつもこいつも野蛮人に見えるなぁ。ヒロイン(?)のポーシャなんて、裏で陰口ばかりたたいている嫌な女だ。 もともとこの作品は喜劇として作られたものだが、18世紀に獰猛なる悪役としてのシャイ…

日本社会はどこまで危険になったか?

「日本社会はどこまで危険になったか?」という座談会(重松清、河合幹雄、土井隆義、宮崎哲弥)を読みたくて、『諸君』平成17年1月号を買ったのだが、やはり『諸君』はすごい雑誌だ。「地震と中国が怖くて『政治』がやれるか!」(石原慎太郎+佐々淳行)、…