展覧会
横浜トリエンナーレを見に行きそびれてしまった…。忙しくて時間が取れなかったのは事実だが、インゴ・ギュンターぐらいしか興味はなかったという点が大きい。そのギュンターも難民プロジェクト系の作品にはあまり興味がないので、今回の作品がおもしろいのか…
杉本博司をまとめて見たのは今回が初めてだったのだが、圧巻としか言いようがない。展示も含めて見事であり、間違いなく今年最高の展覧会だ。会場に流れる池田亮司の音楽も素晴らしい。必見。 特に衝撃的なのは、やはり海景だろうか。水平線を捉えているるだ…
草間弥生の作品が自らの神経の病と関連していることは明らかだが、初期の表現主義的な、いわゆる「おぞましきもの」の直接的な表現から、後のカラフルな色彩のなかあらゆるものをドットが侵食している感動的な作品群に至るまで、彼女の作品をまとめて見られ…
こちらも駆け足。他の展示はそっちのけで「沈黙の声」の企画のみ。しかも、目的はビル・ヴィオラの「追憶の五重奏」だ。 ヴィオラの当作品は何らかの追憶に耽り、悲しむ5人の人物の1分程度の映像が15分に引き伸ばされている無音の映像にほかならない。当初、…
岡崎乾二郎展@南天子画廊(京橋)では、久々に岡崎作品を見ることができた。時間がなかったので、駆け足だったのだけれど。
日本におけるローリー・アンダーソンの初の大規模な個展。ローリー・アンダーソンについては過去に何度も書いているので、簡単に。 いくつかの映像作品(「私たちが、ってどういうこと?」、『0&1』など)からの抜粋や愛知万博に出展されていた作品は見たこ…
先日、ドレスデン国立美術館展に行った。あまり規模の大きな展覧会ではないが、なかなかおもしろかった。お目当てはもちろんレンブラントの「ガニュメデスの誘拐」とフェルメールの「窓辺で手紙を読む若い女」。「ガニュメデウスの誘拐」は本展出品のために…
万博を意識して開催されているこの展覧会にはヤノベケンジ的な世界がいかにも広がっている。僕が彼の作品を見るのは2002年にキリンプラザ大阪で開催された展覧会でのデメとスタンダという2対のロボット(ビバ・リバ・プロジェクト)以来だ*1。 率直に言って…
一昨日のローリー・アンダーソンの公演で長々と書き、他に書きたいこともないのだけれど、少しだけ。 死んだ象には興味なし。アニメの家の復刻にも興味なし。いくつかの企業館は見たかったものの、さすがに2時間も並んでまで見る気はなし。というわけで、ま…
昨日、初めて万博に行ってきた。今回の万博にローリー・アンダーソンは3つの作品を持ってきている。万博のホームページ他の情報から整理すれば下記のようになる。 ・WALK 2005.03.25〜2005.04.24 09:30〜18:00 @日本庭園 ・SHOW 2005.03.25〜2005.05.31 19:…
実はジャン・グエン=ハツシバ展について書きたかったのだが、長くなるので今日はMoMA展に触れて終わりに。と言っても、実は時間がなかったのでMoMA展はぜんぜんちゃんと見ていない。また、今度ゆっくりと見るので、そのときに書きます。って、これではMoMA…
イリヤ&エミリア・カバコフのインスタレーション「私たちの場所はどこ?」は、時代とスケールが異なる3つの展覧会が一つの空間に同居する、かつてない不思議さと驚きに満ちた展覧会です。空間には、金色の額縁に入った古典絵画らしきものとそれを眺める巨…
先日、データを消失させてしまった岡崎乾二郎近作絵画展の感想を再度書き直した。と言っても、同じことを書く気になれなかったので内容はかなり変わってしまったのだけど。 岡崎乾二郎の作品を見るのは2002年秋に軽井沢セゾン美術館で開かれた展覧会以来なの…