音楽

マウリツィオ・ポリーニ / ショパン:4つのバラード、前奏曲第25番、幻想曲作品49

いま流しているのはこれ。ショパン: 4つのバラード/前奏曲第25番/幻想曲作品49アーティスト: ポリーニ(マウリチオ),ショパン出版社/メーカー: ポリドール発売日: 1999/10/14メディア: CDこの商品を含むブログ (9件) を見る

ピエール=ローラン・エマール / ラヴェル:夜のガスパール、カーター:ナイト・ファンタジーズ他

エマールによる「夜のガスパール」に驚嘆! ラヴェルの「夜のガスパール」と言えば、ポゴレリチの文字通り「恐るべき」演奏が決定版だと思っていたのだが、エマールもすばらしい! ポゴレリチの演奏は何といっても「2.断首台」の恐ろしさが特徴的だが、エ…

ALPHA & OMEGA MEETS THE DISCIPLES / The Sacred Art Of Dub

アルファ・アンド・オメガがディサイプルズの曲をリミックスし、ディサイプルズがアルファ・アンド・オメガの曲をリミックスする。UKニュールーツ界の大物2バンドによる最強のアルバム。 ディサイプルズの曲をアルファ・アンド・オメガがカバーする一曲目の…

ヴィルヘルム・バックハウス / ベートーヴェン ピアノ・ソナタ第30・31・32番

「鍵盤上の獅子王」ことバックハウスの十八番、ベートーヴェン。この収録曲は後期の作品群になるが、その美しさは完璧だ。ベートーヴェン : ピアノ・ソナタ 第30番ホ長調op.109、31番変イ長調op.110、32番ハ短調op.111アーティスト: バックハウス(ウィルヘル…

アントニー&ザ・ジョンソンズ、マーキュリー・アワーズを受賞

8月27日のエントリで触れたアントニー・アンド・ザ・ジョンソンズだが、イギリスのマーキュリー・アワーズを受賞したらしい。

アントニー・アンド・ザ・ジョンソンズ / アイ・アム・ア・バード・ナウ

今年のベストアルバムはこれ、と書いたところで、過去に同じようなことを言っていたような気がしてきたたので検索してみたところ、3月24日のエントリで既にこのフレーズを使っていた(笑)。しかも、ルーファス・ウェインライトの『ウォント・トゥー』で。しか…

アリルド・アンデルセン・グループ / エレクトラ

ノルウェーのベーシスト、アンデルセンがソフォクレス原作の舞台『エレクトラ』のために作った音楽。最高にかっこいい。 ソフォクレスのための音楽とは言え、舞台監督からの注文が「現代的な音楽を」だったことから、まさに全編が非常に現代的な音作りとなっ…

ザ・ポーグス / アルティメイト・ベスト

昨日のライ・クーダー『チャベス・ラヴィーン』に関するエントリでベンヤミンの歴史哲学について触れたが、僕がそれに触れたのは昨日が初めてではない。2004年6月12日のエントリにおいて、ベンヤミンの歴史哲学そのものをモチーフにしたローリー・アンダーソ…

ライ・クーダー / チャベス・ラヴィーン

フジロックが近づき、サマソニが近づいている現在、それらロックフェスの出演者以外の音楽を聴いている暇などないはずなのだが、このアルバムはまぎれもない傑作だ。 まずはアルバムについているライ自身の解説と2005年7月号『ミュージックマガジン』の安田…

V.A. / NO ALTERNATIVE

『ノー・オルタナティヴ』と言いながらも、参加ミュージシャンはマシュー・スウィート、バッファロー・トム、ソウル・アサイラム、ペイヴメントなど、オルタナ系ミュージシャン勢ぞろいといった感のあるアルバムだ。93年にエイズ・チャリティのために作ら…

スタイル・カウンシル / アワ・フェイヴァリット・ショップ

ポール・ウェラー(元ジャム)とミック・タルボット(元デキシーズ・ミッドナイト・ランナーズ)の二人によるユニット、スタイル・カウンシルの最高傑作。85年のアルバム。保守党政権下のイギリスにおいて労働党支持を打ち出し、あと一息で政権交代という…

サンボマスター / サンボマスターは君に語りかける

TV版『電車男』の主題歌にも抜擢されるなど、最近、大ブレイク中のサンボマスターだが、アルバムを聴いてみても基本的な感想は2005年4月24日のエントリとまったく変わらない。 Voの山口隆は声量はないし、声質もロック向きとはとても言えまい。彼らの楽器は…

サマーソニック05にディープ・パープル決定

マジですか!? 今年はハードロック系多数出演。しかし、サマソニって独特のキャラを確立しつつありますなぁ。 サマーソニック05 http://www.summersonic.com/05/news/index.html#0712

MARCEL KHALIFE / Voyageur

レバノンの偉大なるミュージシャン、マルセル・ハリーフェの94年のアルバムを棚から引っ張り出して聞いてみる。ぜひ一度は生で聴いてみたいと思うミュージシャンの一人なのだが、とは言え、このアルバムに限らずハリーフェのアルバムを、僕はおそらくここ5…

オアシス / ドント・ビリーヴ・ザ・トゥルース

オアシスの新作を購入。何だかんだ言って、オアシスのアルバムは全部持っているのだが、評判通りの好アルバム。前作がかなり原点回帰でシンプルなUKロックに戻っていたが、その方向を更に推し進めることでロック好きのツボを押さえまくったアルバムに仕上が…

マグマの来日公演が決定

クリスチャン・ヴァンデール率いるフランス産の怪物プログレ・バンド、マグマの来日公演が決定。 僕は98年のまさかの初来日公演には駆けつけたのだが、その時の感動は忘れられない。一時期のマグマはコーラスによる美しい響きをメインに押し出した音楽を作っ…

レゲエ・ディスコ・ロッカーズのオフィシャル・サイトがオープン

7月1日にレゲエ・ディスコ・ロッカーズのオフィシャル・サイトがオープンした。13日には新譜もでるらしい。しかし、この非常に間の抜けたビデオは何とかならないものか… レゲエ・ディスコ・ロッカーズ http://www.reggaediscorockers.com/ おっ、8月11日にレ…

V.A. / セリー主義

シュトックハウゼン28年ぶりの来日公演に足を運ばなかったのは、結局のところそれほど好きというわけではないからなのだが(東京在住なら確実に行っただろうが、名古屋からは何しろ遠い)、CDで「グルッペン」などを聴き返してみるとやはり行くべきだったよ…

V.A. / AMARCORD NINO ROTA

2005年6月18日のエントリの脚注でも触れた鬼才ハル・ウィルナーがプロデュースしたニーノ・ロータの曲のオムニバス・アルバム。 しかし、さすがはハル・ウィルナーであり、集められたメンバーが凄い。ジャキ・バイアードによる「アマルコルド」、カーラ・ブ…

チャーリー・ヘイデンとリベレーション・ミュージック・オーケストラ / 戦死者たちのバラッド

1983年のアルバムの復刻。ECM。リベレーション・ミュージック・オーケストラにはカーラ・ブレイやドン・チェリーなどそうそうたる顔ぶれが揃う。今日買ってきたばかりであり、いま一度目を聴いている。 「グランドラ・ヴィラ・モレーナ」や「ザ・ピープル・…

Musical Baton

あちらこちらのブログで見かけていたのでMusical Batonというプロジェクトが走っているということには気づいていたのだけれど、まさか自分にバトンが回ってくるとは思わなかった。しかもなんと面識のない方から。選んでいただいた理由も振るっていて、なんと…

KAM-PAS-NEL-LA / volume 1

内橋和久(ギター)、HACO(ボーカル)、ジーナ・パーキンス(ハープ)、サム・ベネット(ドラム)という強力な布陣による企画バンド、カンパネルラのアルバム。この録音は神戸で開催されている内橋和久主催のアヴァンギャルド系フェス「ビヨンド・イノセン…

ニティン・ソーニー / プロフェシー

イギリスの植民地政策はイギリス本土国内に多くの移民を抱えることにもなった。インド系イギリス人ニティン・ソーニーの5thアルバム。研ぎ澄まされた歌詞といい、国境横断的で自由闊達な楽曲といい、傑作の名に相応しい。 ボスニア空爆のニュースで始まり、…

クラウス・ノミ / ザ・コレクション

クラウス・ノミの作品がすべて、と言っても2作だけだが、再発され、さらには今作のようなベスト・アルバムまで作られるとは、世の中何が起こるのか分からないものだ。今回の空前のノミ・ブーム(かどうかは知らないが:笑)はもちろん映画『ノミ・ソング』…

コールドプレイ / X&Y

コールドプレイの新譜。なかなかよろし。彼らの最高傑作だと言えるのではないか。前作では幾分気になった単調さを更なるドラマチックさによって乗り越えた作品になっていると言えるだろうか。 コールドプレイは結果的にはレディオヘッド・フォロアー的なバン…

AMBITIOUS LOVERS / GREED

カエターノ・ヴェローゾ関連でアート・リンゼイもここ数日、聴きかえしている。ライヴでのカエターノによるDNAのカバーはさすがに驚いた。DNAは70年代後半においてニュー・ウェイヴならぬノー・ウェイヴと言われたムーブメントの代表的バンドだが、実のとこ…

カエターノ・ヴェローゾ / プレンダ・ミーニャ

ライヴ以来、カエターノのCDばかりを聴いている。だからという訳でもないのだが、ライヴアルバムをよく聴き返していて、2005年2月23日のエントリに書いた『フェリーニへのオマージュ』と並んで『プレンダ・ミーニャ』もよく聴いている。傑作『リーブロ(書物…

エレニ・カラインドルー / エレニの旅

ECMから発売されているアンゲロプロスの『エレニの旅』のサントラ。映画内の多くの音楽を捨象し、あくまでもカラインドルーの音楽だけで構成されているのは残念だが、そのおかげで完成度の高いコンセプトアルバムになっている。 彼女は『シテール島への船出…

八木美知依 / ゆらる

アヴァンギャルド箏奏者、八木美知依の2001年のアルバム。彼女のライブは何度か見たことがあるのだが、箏の音は聴いていて非常に楽しい。ギターと比べても弦の数が非常に多いために多彩な音が鳴ると同時に、生で聴くと明らかだが予想以上に音も大きい。さら…

The Tears / Refugees

元Suedeの二人、ブレット・アンダーソンとバーナード・バトラーが和解し、バンドを結成したというニュースは嬉しい驚きだった。そのバンドThe Tearsの先行シングルを購入。1stアルバムの発売はまだまだ先だが、それまで待ちきれなかった。 バーナード・バト…